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九州巡り
長崎波佐見での四人展から、早くも四年が経ちました。
その展覧会でのご縁がきっかけで九州で私の作品も静かに根を伸ばしてくれています。
今回はそのご縁を巡る旅をしてきました。
波佐見からすぐの佐賀嬉野温泉のひさご旅館さん。
全室でたった4室だけの部屋の中の一室 “燕” 。
こちらのお部屋のトイレには私の作品が数点ギャラリーのように展示されています。
波佐見のsenさんのフクロウやおさるもいっしょに。
子どもも怖くなくて、掃除が楽しくなるような素敵なトイレをつくりたい!!
と若女将が細部にまでこだわった空間です。
もちろんトイレだけでなく、お部屋や中庭、お風呂にも作家さんの作品が存在し、
素敵な発見が沢山の旅館です。
旅は日常から身も心も離れます。
そんな中で、作品に出会えると観光とはまた違った
想像の旅までもさせてくれます。
ひさご旅館はそんな素敵な旅館でした。
翌日は山のみどり、田んぼのきみどりの風景の中、福岡まで。
今年の11月に個展を開催させていただく予定のgallery QUONAさんのへ。
扉を開けると、外とは違った空間に驚きます。
今回伺った時期は展覧会がお休みでしたが、
オーナーさんが集めている木の実や、造形物が静かに迎えてくれました。
外の暑さとはどこか違い、ひんやりとした静かな空間。
私の作品がどんな展示になるか今から楽しみです。
そして最終日の三日目は糸島で開催の “植物×食物” のイベント会場へ。
海のそばのRISE UP KEYAさん。
三年前に福岡のCULTAさんで展示をさせていただいた方のお誘いで、
糸島在住の作家さんや、料理家のたかはしよしこさん方とご一緒に参加させていただきました。
普段は個展や展覧会を中心に活動しているので、
このようなイベントは珍しいですが、
皆さんが想像以上に興味を持って下さってとても嬉しかったです。
駈け足の三日間でしたが、ずっと会いたいと思っていた九州の皆さんにお目にかかれ、
11月の展示も本当に楽しみです。
最後になりますが、
九州北部豪雨により被災された皆さまにはお見舞い申し上げます。
一日も早く被災地が落ち着き、
被災者の皆さまに平穏な日々が戻りますことを心からお祈りいたします。
山本 彌