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山本 彌展『流響−リュウキョウ』終了いたしました。

会期を延長して頂いた今回のHasunohanaさんでの展覧会も無事終了いたしました。
展覧会が始まる前から オーナーさんと打合せを重ね、一人ではできなかった新たな展覧会を創りあげることができました。


会場は入口には標本シリーズ作品とブローチが並びます。

アーティストの水田典寿さんに制作していただいた鉄のフレームに小作品『流響』

進むとヒカリタケや木の実などが皆さんをお迎え。

大きなハスの下をくぐりキノコ道を抜けると・・・・

布と同化するいくつもの葉のトンネルです。

さらに進むと私たちは布の中に包まれてます。
そしてその先には・・・

前回の展覧会の『熟零の果実』
崩れ朽ち行く果実の中には新たに生まれる沢山の小さな命。
凝縮された世界から

ふっと上を見上げれば・・・

蜘蛛の巣のような、葉脈のような、血管、シナプス、街のような・・・

『流響−リュウキョウ』
植物菌類の持つ環境を生かしながら、
たくましく生きる生態や機能に心動かされ制作してきたオブジェたち。
前回の展覧会『熟零の時』でこぼれ落ちる命の瞬間をテーマに作品を制作し、
そこに存在する一つの命の終わり、内包されている小さな命の始まり、
果実に集まる微生物、放たれる香や酸素・・・・
一つの命には沢山の他の存在が密接に関わり、
境が曖昧になっているような感覚をもちました。
今回の展覧会では、その時の気付きを会場全体で、
過去の作品から体感できるようになっていました。
布と一体化している葉、布とフェルトの境は曖昧で
その自然に生じたシワは放たれる酸素や水蒸気、
取り入れられる二酸化炭素、もしくは風、
水に浮かぶ波紋や、朽ちて溶けゆくようにも・・・

さらに先にいくと葉はそれらの中に・・・・
と同時に私たちもその一部になります。

今回の展覧会では皆さんのSNSでのフォローやリツイート、いいね!のおかげで、
沢山の方に見て頂くことができました。
応援していただいた皆さま、そして、展覧会始まるかなり前から一緒に創りあげてくださったHasunohanaさま本当にありがとうございました。

2017-04-11 | Posted in BLOGNo Comments » 

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