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『自然と美術の標本展』カタログ
『自然と美術の標本展』−「モノ」を「みる」からはじまる冒険−
のカタログができました。
一見真っ白に見える表紙ですが、よ〜く見ると・・・
今回の展覧会のテーマを形にしたようなカタログは、
それぞれの作家の作品が紹介されているというものだけではなく、
このカタログ自体が一つの作品です。
私の作品はすべて大沼ショージさんに撮影していただきました。
5月に大沼さんのスタジオに伺うと、大きな窓の向こうにとぷとぷと流れる川。
まるでウソのようなホントの景色!
横須賀美術館も大沼さんのスタジオも・・・
今回の展覧会では水のある景色に縁があるようです。
美術館のカタログというものは作品の全体像が分かるようにしたものである。
とばかり思っていた私は、
大沼さんと学芸員の方が
「見せたい部分を見せましょう」とご提案をいただきとても驚きました。
そんな私の固定概念を優しく解放してくれた撮影でした。
大沼さんの写真の一見静かなようですがとてもドラマティックです。
そして気持のよい緊張感をまとっています。
展覧会を「みる」とはまた違った視点の「みる」をこのカタログは気づかせてくれます。
是非どちらの作品も見て頂きたいと思います。
自然と美術の標本展 横須賀美術館
『自然と美術の標本展』始まりました。
初日はとても気持ちのよい天気に恵まれ、美術館の建物とローケーションに
来て頂いた方々にもとてもお喜びの声をいただきました。
展覧会は鉱物、昆虫、植物、幻獣・・・とさまざまな作品と標本が展示され、
これはどこまでが作品でどれが自然物なのだろうか・・・?という展覧会になっています。
実際は標本も人の手が加わり、生きている状態の『natural』とはまた異なります。
博物館と美術館も海外ではどちらも『museum』であり、
私たちが分類しているものの概念をあらためて自分に問うような展覧会になりました。
横須賀美術館の周りにはビーチや公園、温泉など、美術館以外でも楽しいスポットがいっぱいです。是非早めの時間に起こし頂けたらと思います。
横須賀美術館展覧会
7月2日より横須加美術館の『自然と美術の標本展−「モノ」を「みる」からはじまる冒険』に参加させていただきます。
今回は旧作新作合わせた作品を展示させていただきます。
「モノ」を「みる」とはいったいどういうことなのだろう?
博物館の標本とそれぞれの作家による様々な作品から皆さまは何を感じるでしょうか?
自然をテーマに、標本や自然を題材にする現代作家の江本 創、鉱物アソビ・フジイ キョウコ、橋本典久、原田 要、plaplax、山本 彌の作品と、 横須賀市自然・人文博物館が所蔵する岩石や昆虫、植物などの標本、そして伝統的な画材製法を後世に継承する画材ラボ PIGMENTが所蔵する希少性の高い画材等をご紹介していきます。
さまざまな場が急速にボーダーレス化するなか、美術館と博物館という境界を越え、「モノ」を「みる」という純粋な行為に身を投じてみてはどうでしょう。 本展をきっかけに、ひとりひとりに自由で柔軟な知の冒険の世界が開けていくことを願います。 (横須賀美術館より)
詳細はこちらよりご覧下さい↓
http://www.yokosuka-moa.jp/exhibit/kikaku/1602.html
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https://iyoyamamoto.wordpress.com/