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『熟零の時』終了いたしました。

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『熟零の時』終了いたしました。
キノコが呼んだのか雨の多い展覧会になってしまいました。
それにも関わらずお越しいただき本当にありがとうございました。

『熟零の時』について。
成熟し零れ落ちそうな果実、溶けながら胞子を流すヒトヨタケ。
今回のテーマの『熟零の時』は成熟し、そしてそれが崩れてゆく時に焦点をあてて制作しています。

果実の表面の細かい糸のステッチは果実の色素であり、朽ちた傷みのようでもあり、また果実に群がる微生物のようにも感じます。
その表面がぱくりと割れ、中身がもうじき溢れそう。
その中身もまた個の一部でありながら、同時に別の個のはじまりでもあるのです。
一つの物体の存在の中には多くの別の存在の関わりがあります。
『熟零の時』はそんな多くの存在がわずかに露になる時ではないでしょうか?

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次回は10月20日から西荻のURESICAさんでグループ展に参加させていただきます。
詳細はまたご報告させていただきます。

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2016-09-26 | Posted in BLOGNo Comments » 

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